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Web1.0って?1995年のWindows95から始まった!?インターネットの歴史、普及率を年代ごとにわかりやすく解説!

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Web1.0って?1995年のWindows95から始まった!?インターネットの歴史、普及率を年代ごとにわかりやすく解説!

この記事はこのような方にオススメ

  • Web1.0が何か知りたい
  • Web3.0、Web2.0との違いを知りたい
  • 仮想通貨(暗号資産)などの購入を検討している

インターネットの新たな形と言われているWeb.3.0は、

ブロックチェーン技術を基盤とした分散型インターネットのことです。

仮想通貨(暗号資産)を理解する上で、Web1.0、Web2.0は避けては通れません。

 

Web1.0って正直わからない

インターネットの歴史って?

 

Webの成り立ちを知ることで、理解が深まることは間違いありません。

初心者の方にもわかりやすく解説していきます。

 

Web1.0って?

Web1.0とは

Web2.0の登場によって規定された概念で、

インターネットが普及し始めた期間を指します。

ネぺ吉
インターネットの始まりってことね

インターネットの歴史はWeb1.0、Web2.0、Web3.0の3段階で分類されています。

 

 

Web1.0ってどんな時代?

1995年にWindows95rが一般家庭に普及しはじめました。

WEBができたばかりのインターネット黎明期の時代を指します。

Web1.0の特徴

・静的で情報の流れが一方通行

・テキストが主体

この2つが主な特徴です。

 

Web1.0のコミュニケーションって?

WEBの進化の歴史はコミュニケーションの歴史とも言えます。

Web1.0では、情報の送り手と受け手が固定されていました。

メールやWEBサイト、ブログなどが当てはまります。

テキスト主体がほとんどで、画像はあっても一部、動画はほとんどありませんでした。

 

Web1.0時代の代表的なサービス

Web1.0のサービス

・Internet Explorer

・BIGLOBE

・みゆきネット

・mixi

インターネットで何かしたいときは、デスクトップパソコンからの利用がほとんどでした。

ケータイは今ではガラケーと呼ばれている、

メールと通話、着うた・着メロ、WEBサイト閲覧などの簡単な機能のみでした。

ネぺ吉
昔はそれでも便利だったのに今だと不便すぎるよね

 

インターネットの歴史を振り返ってみる

Web1.0は1995年頃からを指しますが、

どのようにインターネットが普及していったのか、年代と共に見ていきましょう。

 

1967年~1969年インターネットの誕生

冷戦時代に軍事目的で作られたのが始まりと言われています。

万が一、核戦争が起きた場合に機密情報を持つコンピューターが

一か所にある場合、そこを攻撃されたら全てのデータが消されてしまう、という懸念がありました。

米国の国防総省が1967年に研究を開始したパケット通信ネットワークARPAnet(アーパネット)に資金提供を開始

1969年から米国の大学・研究機関でインターネット接続の運用が始まりました。

 

1984年~1993年日本のインターネットの誕生

日本においては1984年にJUNETと呼ばれる、

東京大学、東京工業大学、慶応義塾大学を結ぶネットワーク実験が開始されたのが、始まりとされています。

1992年には日本初の商業用インターネットサービスプロバイダーIIJが設立され、1993年にサービスを開始。

 

1995年Windows95が発売開始

1995年にMicrosoftが発売したWindows95をきっかけに、世界中でインターネットが普及するようになりました。

Web1.0はこの頃をスタートとしています。

ただし、当時は通信速度が遅く従量課金のみだったため、テキストが主体でした。

 

1999年ADSL、携帯電話のネットサービスが提供開始

定額でインターネットが使えるADSLが1999年に提供を開始し、常時接続するようになっていきました。

そして携帯電話のインターネット接続のサービスも開始されます。

当時は無秩序と言われていたインターネットも徐々に法整備、ルール化が進んでいくようになります。

 

2000年Google、Amazonが日本でのサービスを開始

2000年はGoogle、Amazonといった巨大プラットフォーム企業が日本に進出した年でもあります。

行政やビジネスでインターネットの活用が加速していき、さまざまなサービスが誕生していくようになります。

 

Web1.0は1995年~2000年頃

Web1.0の概念が提唱されたのはWeb2.0という言葉が生まれてからですが、

振り返ると1995年~2000年頃の時代が適切と言えるでしょう。

ネぺ吉
当時はみんながみんなネットを使ってるってほどではなかったよね

 

Web1.0からのインターネット利用の歩み

引用

総務省「インターネット利用率(個人)の推移」より作成

個人のインターネット利用率でみると、

1997年は9.2%だったのが、翌年の1998年には13.4%、1999年には21.4%、2000年には37.1%と飛躍的にふえています

 

疑心暗鬼で使われていたインターネット

Web1.0の頃、インターネットへの世間の評価は決して良いものではありませんでした

未だ見ぬもの、理解が及ばないものに対して、ほとんどの人が懐疑的に捉えていて、

当時のインターネットへの信用度は高くなかったのです。

 

「ネットで買い物するなんて信じられない」

 

「ネットの情報は信じるな」

 

といった声をよく耳にしました。

 

徐々に生活に欠かせない立ち位置になっていく

今ではガラパゴスケータイと呼ばれるガラケーは、iモードの普及により携帯電話によるインターネット接続が増加

2000年代初頭から、双方でコミュニケーションがとれるサービスが普及し始めます。

そして、初代iPhoneが2007年に発売したことで、SNSの時代となっていき、このあたりから、Web2.0と呼ばれています。

ネぺ吉
ガラケーの時代って10年くらいだったんだね
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巨大プラットフォーム企業の台頭

巨大プラットフォーム企業と呼ばれるGAFAMが世界を摂関する時期となります。

インターネットの利用率のみならず、利用頻度もあがり2019年にはインターネット広告費がテレビを上回るようにもなりました。

インターネットが生活の中心になる時代となるのです。

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Web3.0の提唱

Web3.0はWeb2.0が抱える一部企業への一極集中を緩和するべく、

ブロックチェーン技術を用いて、中央集権型インターネットから分散型インターネットを目指す世界観が提唱されるように。

インターネットは新たな転換期を迎えているのかもしれません。

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ネぺ吉
なるほどねえ

 

Web1.0でよかったこと

今になって当時の良かったことをあげてみました。

Web1.0で良かったこと

・可能性が無限にあった

・さまざまなサービスが生まれていった

・ほどよい距離感だった

3つ紹介していきます。

 

可能性が無限にあった

当時はインターネットのルールが整備されていなかったからこそ、無秩序と言える状態でした。

その分、可能性は無限にあり、ワクワクした状況だったのではないでしょうか。

 

さまざまなサービスが生まれていった

1990年代後半から、インターネットサービスが次々に生まれていきました

メッセージアプリだけでみても、

キャリアメール→SMS→LINE

と変化していきましたよね。

今では大企業となった楽天など多くのIT企業もこの頃に誕生しています。

 

ほどよい距離感だった

当時はオンラインで生活のほとんどを完結することは難しい状況でした。

そのため、程よい距離感でインターネットとオフラインが共存していた時代だったのではないでしょうか。

ネぺ吉
マインスイーパー楽しかったなあ

 

Web1.0で不便だったこと

Web1.0が今と比較すると不便だったことを、挙げていきます。

Web1.0で不便だったこと

・パケットや電話など通信料が高すぎた

・無法地帯があった

・情報の質に問題があった

3つ紹介していきます。

 

パケットや電話など通信料が高すぎた

ケータイでパケット使い放題(パケホーダイ)にしていないと、とんでもない金額になった時代でした。

通話料も高く、今のような気軽に電話するという状況ではなかったです。

ネぺ吉
ウィルコム使ってた

 

無法地帯があった

一時期は匿名掲示板などが無法地帯と化していましたよね。

インターネットは顔が見えないからこそ、罵詈雑言が飛び交っていたのを覚えています。

 

情報の質に問題があった

今でこそ、Googleをはじめとした検索エンジンは検索時に質の高い情報が見れるようになりましたが、

当時は手動でSEOを決めていた企業があったりと、インターネットで正しい情報が手に入りにくかったのではないでしょうか。

ネぺ吉
YMYLとかGoogle先生ほんとうにすごい

 

Web1.0頃に流行ったインターネットサービス

当時流行ったサービスをいくつか紹介していきます。

Web1.0のサービス

・Internet Explorer

・BIGLOBE

・みゆきネット

・iモード

・着うた、着メロ

・2ちゃんねる

・mixi

・Facebook

 

Internet Explorer

Microsoftが開発したウェブブラウザで、1995年8月に公開されました。

Windows95に搭載されていたため、パソコンでネット検索する際に多くの人が利用した検索エンジン

現在はサービス終了となり、後継となるEdgeが使われています。

 

BIGLOBE

1996年7月にサービスを開始した、インターネットサービスプロバイダ

現在は主にインターネット接続サービスを提供していて、KDDIグループに入っています。

 

みゆきネット

1996年、会員制掲示板サービスが開設

当時は感度の高い一部のユーザーのみの利用となっていました。

1999年にサービス終了。

 

iモード

1999年1月にNTTドコモがサービスを開始した、携帯電話向けのネットサービス

メールや公式サイト(情報サイト)など、

複数のサービスが利用でき、当時のインターネット文化に確変をもたらしました。

接続サービスは2026年まで運用予定となっています。

 

着うた、着メロ

携帯電話の着信音として設定できる着信メロディは、1996年に携帯電話に初めて搭載されました。

その後、2002年に着うたのサービスが開始。

着うたフルや着ムービーなど、当時の携帯電話を彩る機能でした。

 

2ちゃんねる

今となってはYouTubeなどSNSで人気のひろゆき氏が1999年5月に開設した匿名掲示板

2004年頃に電車男が人気となり、ユーザー数がピークを迎えました。

今は5ちゃんねるとなっています。

 

mixi

2004年2月に試験公開し、3月から正式オープンした、完全招待制(当時)のSNSです。

日記や写真、ゲームなどさまざまなサービスで、友人・知人とコミュニケーションがとれました。

 

Facebook

2004年2月に当時大学生であったマーク・ザッカーバーグ氏が、在校生向けのSNSを公開。

いいねやコメントができる機能が人気となり、SNSの火付け役となりました。

今は社名をMeta(メタ)に変え、instagramなど複数プラットフォームを所有する巨大プラットフォーム企業GAFAMに。

ネぺ吉
なんかすごく懐かしい

久しぶりに着メロ聴きたくなったなあ

 

Web1.0を振り返ると気づくこと

Web1.0を振り返ると、昨今話題となっているWeb3.0・ブロックチェーンは、

インターネット黎明期に似ている部分が多くあるのではないでしょうか。

Web3.0で既に提供されているサービスもきっと当時以上の驚きがあるはずです。

ぜひこの機会にWeb3.0の世界に触れてみてください。

きっと今までのインターネットとは全く違う楽しみ方ができるはずですよ。

  • この記事を書いた人

ネペ吉

投資歴3年の中年植物。 柴犬を飼って、自然に囲まれた場所で生活をすることが夢。

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