この記事はこのような方にオススメ
- GAFAMが何か知りたい
- GAFAMの影響力と課題点を知りたい
- Web3.0が提唱されるようになった理由を知りたい
現代社会において、巨大な影響力をもつ5大プラットフォーム企業を
GAFAM
と表現します。
GAFAMとは一体なんなのか?
どんな影響力を持っているのか?
GAFAMを知ることで、テクノロジー業界の今後の課題も見えてきます。
初心者の方にもわかりやすく解説していきます。
GAFAMってなに?
ポイント
世界中で利用されるサービスや製品を提供し、
テクノロジー分野において常にリードし続けている、
Google、Apple、Facebook、Amazon、Microsoft
の頭文字をとって造られた企業群の一つです。
GAFAMを構成する5つの企業
ポイント
Google:世界最大の検索エンジン
Apple:iPhoneなど世界最大のデジタルデバイスを開発
Facebook(現Meta):世界最大規模のSNS
Amazon:世界最大のオンラインショッピングサービス
Microsoft:世界最大のOSやソフト開発
スマートフォンがメインデバイスとなった現代において、GAFAMのサービスを利用しない日はないかもしれません。
各企業の紹介をしていきます。
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1996年にラリー・ペイジ氏とセルゲイ・ブリン氏が研究プロジェクトとして始めたのをキッカケに、1998年にGoogleが創立されました。
2000年に日本語対応し、ユーザーの利便性を第一に考えた検索エンジンは世界で最も利用されています。
検索エンジンの他にも、メール機能のGメール、
Excelのような関数が使えるスプレッドシート、Googleスライドなどビジネスに欠かせないツールを多数提供。
YouTubeも所有していて、世界最大のプラットフォーム企業です。
Apple
スティーブ・ジョブズ氏が創業し、iOSをメインにMac、iPhoneなどデジタルデバイスを開発、販売しているAppleは、
独自の技術とブランド価値で地位を確固たるものにしています。
AppleWatch、AirPods、Apple Vision Proなど、ハードウェアのみならずデジタルガジェットも人気で、
2022年に世界で初めて時価総額3兆ドルを突破。
2004年2月に当時大学生であったマーク・ザッカーバーグ氏が、在校生向けのSNSを公開し世界中でユーザーを獲得。
現在では世界最大の利用者数を誇るFacebook、写真や動画のシェアに人気なInstagramのSNSサービスを展開してます。
2つのプラットフォームのユーザー数は50億ユーザーほど(重複あり)。
2021年に社名をMetaに変更し、メタバース事業に注力しVRヘッドセットMeta Questシリーズも展開。
Amazon
1994年に自宅のガレージにてジェフ・ベゾス氏が起業し、1997年にはナスダック上場。
小売業界に革命を起こした世界最大のネットショッピングサービスを展開していて、
Amazon以外にも、Prime Video、Kindleなどの会員サービス、主に企業向けのクラウドサービスAWSなど様々な事業を展開。
Microsoft
1975年にビル・ゲイツ氏とポール・アレン氏によって創業。
Windows、Officeなどパソコンのソフトウェア事業を展開し、今ではなくてはならない製品となりました。
ForethoughtやSkype、Hotmailなど企業買収に積極的で、
2023年にはChatGPTを開発したOPEN AIに巨額の投資をしたことも話題に。
GAFAMの共通点
Google、Apple、Facebook(現Meta)、Amazon、Microsoft
に共通するのはインターネット領域で革新的なアイディアやツールを提供し、
世界中のユーザーに影響を与えてきたことです。
GAFAMによってインターネットはとても使い勝手が良くなり、生活の利便性や効率、満足度が格段にあがりました。
GAFAMの影響力
なぜ日本のみならず世界中で、GAFAMの一挙一動が常に報道されるのでしょうか。
それは大きな影響力を持っているからにほかなりません。
GAFAMの影響力
・圧倒的な時価総額
・技術革新
・ビックデータ
・ユーザーの利便性向上
1つずつ紹介していきます。
圧倒的な時価総額
2024年4月現在でGAFAMの時価総額は17兆ドルを超え、世界をけん引している米国株ランキングでは、
1位がMicrosoft、2位Apple、4位Amazon5位Meta、6位・7位Google(alphabet A、alphabet C)となっています。
昨今の株価指数はGAFAMに左右されるといっても過言ではありません。
技術革新
GAFAMはそれまでになかった技術革新を次々におこなってきています。
Googleはユーザー第一とした一貫した検索アルゴリズムの構築を行っていて、それがGoogleの使い勝手の良さに繋がっています。
Amazonはそれまで住んでいる地域の商業施設などでしか買い物ができなかったのが、
世界中から商品が購入できる仕組みを作りました。
ビックデータ
GAFAMは膨大なユーザーデータを保有していて、広告表示などに活用しています。
ユーザー一人一人の好みに合わせた体験や広告を提供することで、
ユーザー、広告主、双方に効果的なマーケティングを実現しているのです。
ユーザーの利便性向上
GAFAMが台頭する以前の時代ともいえるWeb1.0と、2000年代後半のWeb2.0を比較してみてください。
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ガラケーの時、スマートフォンの現在とで、生活が一変したのではないでしょうか。
今ではほとんどがスマートフォンで完結できてしまいますよね。
ユーザーの利便性向上にはGAFAMの存在が欠かせなくなっているのです。
GAFAMの課題点
大きな影響力をもっているからこそ、課題となっている点もいくつかあります。
GAFAMの課題点
・プライバシー侵害
・富の一極集中
・寡占による競争率低下
内容 1つずつ紹介していきます。
プライバシー侵害
GAFAMは大量のデータを保有していて、個人のプライバシー情報を多く保有しています。
欧米ではプライバシー保護に関する条例などが次々と作られていて、GAFAMにも対応が求められています。
富の一極集中
各分野において、ほぼ独占状態といっていいほどまでに巨大化したGAFAMは富の一極集中が懸念されています。
政治、司法、軍事などにも多大な影響を及ぼすことからも、その影響力はよくも悪くも甚大です。
競争率低下
GAFAMの各分野における市場の支配力は圧倒的で、新規参入を難しくしていると言われています。
競争が一部の企業によって制限されてしまっているのは、大きな問題となっています。
GAFAMの影響力から動き出した考え
一人一人の生活に大きな変化を起こし、各段に便利な世の中にしてくれたGAFAM。
感謝の念を持ちつつも、新たな期待をされているのがWeb3.0でありブロックチェーン技術です。
Web3.0の主な特徴
Web3.0の特徴
・特定の管理者がいない
・ブロックチェーンにより情報分散化
・個人がデータを管理
特定の管理者がいない、というのは情報が集中しないことになります。
そしてブロックチェーンによって情報を分散化し、個人がデータを管理できるようになることが期待されています。
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ブロックチェーンって?
ポイント
ブロックと呼ばれる単位で取引データを管理して、
チェーンのように連結して保管する技術のこと。
データ改ざんを予防するハッシュ値がブロックの中に書き込まれています。
中央集権型と分散型インターネットの違い
従来の情報管理は中央集権型と呼ばれる、中央管理体となる存在が必要です。
それはすなわち、あらゆる行使力もそこに集中するわけです。
ブロックチェーンは分散管理型と呼ばれ、
ネットワーク上にある端末同士を直接接続して、ブロックを分散的に処理・記録することができるのです。
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これからの世界はどうなる?
GAFAMが世界をけん引した2010年代、そして2020年代も折り返しを迎えようとしています。
このままGAFAMが更に突き進んでいくのか、それともブロックチェーンなど新しい技術に代替されていくのか、
今はまだわかりません。
ですが、ブロックチェーンが画期的な技術なのは間違いありませんよね。
ぜひこの機会にWeb3.0の世界に触れてはいかがでしょうか。
きっと今までのインターネットとは全く違う楽しみ方ができるはずですよ。
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