この記事はこのような方にオススメ
- Web3.0が何か知りたい
- Web2.0、Web1.0との違いを知りたい
- 仮想通貨(暗号資産)などの購入を検討している
インターネットの新たな形と言われているWeb.3.0は、
ブロックチェーン技術を基盤とした分散型インターネットのことです。
Web3.0って正直わからない
ブロックチェーンって?
仮想通貨?NFT?トークン?
初心者の方にもわかりやすく解説していきます。
Web3.0って?
Web3.0とは
次世代の「分散型インターネット」という意味で、
Web3.0はブロックチェーン技術によって構成されていて、
これからの時代を担う可能性がある分野です。
Web3.0を知るにはインターネットの成り立ちから段階的に発展してきた歴史を理解すると、わかりやすいです。
インターネットの歴史はWeb1.0、Web2.0、Web3.0の3段階で分類されています。
Web1.0って?
1995年にWindows95が一般家庭に普及しはじめました。
WEBができたばかりのインターネット黎明期の時代を指します。
Web1.0の特徴
・静的で情報の流れが一方通行
・テキストが主体
この2つが主な特徴です。
Web1.0のコミュニケーションって?
WEBの進化の歴史はインターネット上のコミュニケーションの歴史とも言えます。
Web1.0では、情報の送り手と受け手が固定されていました。
メールやWEBサイト、ブログなどが当てはまります。
テキスト主体がほとんどで、画像はあっても一部、動画はほとんどありませんでした。
Web1.0時代の代表的なサービス
Web1.0の代表的なサービス
・Internet Explorer
・BIGLOBE
・みゆきネット
・mixi
インターネットで何かしたいときはデスクトップパソコンからの利用がほとんどでした。
ケータイは今ではガラケーと呼ばれている、メールと通話、着うた・着メロなどの簡単な機能のみでした。
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Web2.0って?
2000年代初頭から、双方でコミュニケーションがとれるサービスが普及し始めます。
そして、初代iPhoneが2007年に発売したことで、SNSが主役の時代となっていくのです。
Web2.0の特徴
・動的で情報の流れが双方向
・個人同士のコミュニケーション
・画像や動画が主体
この3つが主な特徴です。
Web2.0のコミュニケーションって?
Web2.0では、スマートフォンの普及により友人間でのやりとりなどが簡単にできるSNSが使われるようになりました。
インターネットの回線速度が上がるにつれ、
テキスト→画像→動画・音声、と多様化していきます。
Web2.0時代の代表的なサービス
メモ
・Amazon
・X(旧Twitter)
・YouTube
・TikTok
Web2.0の主役はスマートフォンです。
パソコンと同程度の性能を持ち、メールや電話のみならず、SNSや写真・動画撮影などが誰でもできるようになりました。
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Web1.0からWeb2.0への変化
Web1.0の頃は主役はあくまでオフラインでしたが、Web2.0に進むにつれオンラインの世界が上回る分野もでてくるようになってきました。
Amazonや楽天市場などのオンラインショッピングは今や生活になくてはならないサービスになりましたよね。
YouTubeはテレビよりも注目、視聴されるチャンネルもでてきています。
この大きな変化は
・インターネット回線の高速化
・デバイスの進化
この2つの要因によってもたらされたといっても過言ではありません。
インターネットの高速化
Web1.0では、一曲ダウンロードするのに数分かかり、
動画は画質が荒く、ほとんどが短尺しかありませんでした。
ADSL、光回線、WiFiと徐々に進化していき、
スマートフォンの普及と共に、3G、4G、5Gと、回線の高速化が進んでいきます。
Web1.0からWeb2.0への変化はインターネット回線の歴史と共にあるのです。
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デバイスの進化
そしてもう一つがデバイスの進化です。
Web1.0は日本企業が開発するデバイスが世界を席巻していました。
エプソンやNEC、シャープ、東芝、富士通などです。
ガラケーも同様の企業が市場の多くを占めていましたが、
スマートフォンの誕生により、アメリカや中国、韓国の企業に徐々にシェアを奪われていくことに。
iPhoneが登場したことにより生活は一変したのです。
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Web2.0によって強大な影響力を持つようになった企業
インターネットの高速化、デバイスの進化により、GAFAMと総称される世界的な巨大プラットフォーム企業が
加速度的に成長していきました。
便利になる一方で、情報や権力、資本が集中しているのは、Web2.0の大きな課題と言えます。
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そこで提唱されるようになったのが、
分散型インターネットの時代
すなわち、Web3.0です。
Web3.0の世界観
Web3.0はWeb2.0が抱える一部企業への一極集中を緩和するべく、
ブロックチェーン技術を用いて、
中央集権型インターネットから分散型インターネットを目指す世界観です。
Web3.0の主な特徴
Web3.0の特徴
・特定の管理者がいない
・ブロックチェーンにより情報分散化
・個人がデータを管理
特定の管理者がいないというのは情報がそこに集中しないことになります。
そしてブロックチェーンによって情報を分散化し、個人がデータを管理できるようになることが期待されています。
ブロックチェーンって?
ブロックチェーンとは
ブロックと呼ばれる単位で取引データを管理して、
チェーンのように連結して保管する技術のこと。
データ改ざんを予防するハッシュ値がブロックの中に書き込まれています。
中央集権型と分散型インターネットの違い
従来の情報管理は中央集権型と呼ばれる、中央管理体となる存在が必要です。
それはすなわち、あらゆる行使力もそこに集中するわけです。
ブロックチェーンは分散管理型と呼ばれ、
ネットワーク上にある端末同士を直接接続して、ブロックを分散的に処理・記録することができるのです。
一極集中じゃなくみんなで管理するってことね
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Web3.0に期待できること
Web3.0ではWeb1.0からWeb2.0の移行よりも大きな変化が起こると言われています。
Web3.0への大きな変化
・企業とユーザーが直接取引できるようになる
・言論の自由度があがる
・プライバシーが向上する
3つ紹介していきます。
企業とユーザーが直接取引できるようになる
Web3.0を活用したサービス内容によりますが、
仲介を必要とせず企業とユーザーが直接取引できるようになる可能性があります。
言論の自由度があがる
Web2.0ではサービスを提供する企業独自のポリシーに沿って、
言論がコントロールされたり、情報の検閲などがおこなわれています。
Web3.0の世界観では分散管理型(非中央集権型ともいえる)なため、言論の自由度はあがると言われています。
プライバシーが向上する
Web3.0では特定企業に個人情報を入力するのではなく、すべてユーザー側で保持と分散をすることになります。
Web2.0よりもプライバシーの保護向上が期待できます。
Web3.0の課題
Web3.0が普及したら、さまざまなことが期待できる一方で課題もあります。
Web3.0の課題
・利用までのハードルが高い
・日本の法律が整備されていない
・巨大企業や国家との利益相反
3つ紹介していきます。
利用までのハードルが高い
Web3.0の多くは仮想通貨(暗号資産)に紐づいたサービスになります。
そのため、仮想通貨(暗号資産)やWEBのリテラシーが低い方には、利用するまでのハードルが高いです。
Web2.0においてSNSやスマートフォンが普及するまでにも数年要しましたが、
初心者でも利用しやすい仕組み作りがカギになります。
日本の法律が整備されていない
日本だけでなく、世界においてWeb3.0領域の法整備は後手に回っています。
仮想通貨(暗号資産)含むブロックチェーン技術は発展途上なこともあり、
法律の整備にはまだまだ時間がかかるかもしれません。
巨大企業や国家との利益相反
Web2.0においてGAFAMのような巨大プラットフォーム企業が利益を生み出してきました。
ユーザーの生活の質も各段にあがり、さまざまなことが享受できるようになったのも事実です。
ただ、Web3.0の世界観は中央集権型からの脱却ともいえるため、巨大企業や国家の体制に異議を唱えるとも言えます。
そのため、今後は規制対象になってしまう可能性もあるのです。
Web3.0を理解するための大切な用語
Web3.0が具体的にどのような仕組なのか理解するうえで、欠かせない用語を紹介します。
Web3.0の大切な用語
・NFT
・DAO
NFT
NFTとは
電子データの正当性を証明するハンコのようなもの
NFTは固有の価値をもつデータであり、代替可能なFT(仮想通貨など)とは異なります。
NFTは1つのデータを他に代替することができないため、
デジタルアートや楽曲など、オリジナルのデータ活用に有効なのです。
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DAO
DAOとは
特定の所有者や管理者が存在しなくても、
プロジェクトを推進できる組織のこと
DAOでは特定のリーダーは存在せずに、運営方針をメンバーの総意によって決定していきます。
Web2.0での中央集権を解決するうえで、この組織概念はとても重要なのです。
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Web3.0のサービスって?
Web3.0はすでにさまざまなサービスが生み出されています。
Web3.0の主なサービス
・Brave
・The Sandbox
・OpenSea
・NFT鳴門美術館
Brave
Brave searchと呼ばれる、Brave Softwareが開発したプライベート検索エンジンです。
Googleなどの検索エンジンと異なり、完全プライベートで検索ができ、
広告を見ると仮想通貨(暗号資産)が獲得できる仕組みになっています。
The Sandbox
イーサリアムのブロックチェーン技術を基盤とした、ユーザー主導のゲームプラットフォームです。
ゲーム内の仮想空間上で、土地を購入したり、ゲームやキャラクターなどが作成ができます。
OpenSea
2017年にニューヨークで設立された、世界初かつ最大規模のNFTマーケットプレイスです。
デジタルアートやゲームアイテムなど様々なNFTを発行、売買したりできます。
NFT鳴門美術館
日本初のNFT美術館です。
美術品などアートに関するNFTの発行、売買ができます。
Web3.0の世界に触れてみよう
Web1.0、Web2.0、Web3.0までを紹介してきました。
スマートフォンを初めて使ったとき、
SNSに初めて登録して投稿してみたとき、
恐らく当時は驚きの連続だったと思います。
Web3.0で既に提供されているサービスも、きっと当時以上の驚きがあるはずです。
ぜひこの機会にWeb3.0の世界に触れてみてください。
きっと今までのインターネットとは全く違う楽しみ方ができるはずですよ。