この記事はこのような方にオススメ
- PoIが何か知りたい
- PoIとPoWの違いを知りたい
- 仮想通貨(暗号資産)の購入を検討している
仮想通貨(暗号資産)の根幹となっているブロックチェーン。
実は他にもさまざまなビジネスシーンで期待されている技術です。
PoIって何?
PoIとPoWの違いって?
初心者の方にもわかりやすく解説していきます。
PoI(プルーフ・オブ・インポータンス)って?
PoI(プルーフ・オブ・インポータンス)とは
仮想通貨(暗号資産)の基盤技術となる、
ブロックチェーンがブロックを追加する際のルールに用いられている仕組で、
コンセンサスアルゴリズムの一種です。
英語表記ではProof of Importance、頭文字をとってPoIと表記されます。
コンセンサスアルゴリズムってなにが重要なの?
データの真正性を担保する仕組みというのがコンセンサスアルゴリズムです。
中央管理体の存在しない仮想通貨(暗号資産)は、
どこかでデータが破損したり、改ざんされてしまったときに発見することが必要になってきます。
仮想通貨(暗号資産)の取引データは
①誰が作るか
②正しいブロックとして認める
③新しいブロックが作られる
の手順で進められます。
この仕組みを定義するのがコンセンサスアルゴリズムなのです。
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PoI(プルーフ・オブ・インポータンス)の特徴って?
仮想通貨(暗号資産)含むブロックチェーンで主に使用されているコンセンサスアルゴリズムは主に5つありますが、
その中で最も採用されているのがPoW(プルーフ・オブ・ワーク)ですが、
そのPoWの課題点を解決するために作られた1つがPoI(プルーフ・オブ・インポータンス)です。
PoIを採用している仮想通貨(暗号資産)
世界ではじめてつくられた仮想通貨(暗号資産)はビットコイン(BTC)です。
PoWはビットコインのコンセンサスアルゴリズムに採用されていますが、
その後に生み出されたPoIはネム(XEM)に用いられています。
PoI(プルーフ・オブ・インポータンス)の仕組み
PoS(プルーフ・オブ・ステーク)と近いですが、
仮想通貨(暗号資産)の保有量のほかに取引回数なども考慮してブロックの承認率を決定する仕組みで、
膨大な計算は必要ないため、電力消費はかなり削減されます。
PoIとPoWの違いって?
承認方法が異なるのが大きな違いです。
PoIの場合は保有量や取引回数などで承認されますが、PoWは発掘作業(マイニング)が必要となります。
また、PoWの方が承認作業に多大な計算が必要なため、電力消費に大きな差があります。
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PoIとPoSの違いって?
PoIとPoSも承認方法が少し異なり、
PoIの場合は保有量や取引回数などで承認されますが、PoSは保有量のみが基準となります。
保有量のみだと資産を多く持つ人が有利となるため、富の偏りが軽減されているのです。
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PoI(プルーフ・オブ・インポータンス)の考え方
PoIを導入している仮想通貨(暗号資産)のネム(XEM)は、
新しい経済運動を意味するNew Economy Movementの略称として、NEMと表記されます。
国や政府がつくった既存のシステムではなく、
経済的な自由・平等・分散
といった新しい経済を作ることを目標としています。
PoI(プルーフ・オブ・インポータンス)の良いところ
ネム(XEM)の新しい経済運動を目標としていることからも、PoWやPoSよりも平等・分散が強く反映されています。
PoIのブロック生成権獲得には、独自の重要度を高くする必要があり、
保有量、取引回数など複数の指標がスコアリングされ、総合的に決定されるのです。
PoWのように電力コストが膨大にならず、PoSのように保有量のみで決定されないことからも、
ネムの理想が具現化されたコンセンサスアルゴリズムといえます。
PoI(プルーフ・オブ・インポータンス)の良くないところ
マイニングのコストが少なく競う必要性がないため、
流動性が乏しく、仮想通貨(暗号資産)の価値が上がりにくいと言われています。
保有数や取引回数に応じた取引承認は、実際のところ機関投資家や資産家が有利になりやすく、
完全な平等とは言い難いのではないでしょうか。
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コンセンサスアルゴリズムは次々に生み出されている
仮想通貨(暗号資産)に用いられているブロックチェーンは、まだまだ発展途上の段階にいます。
当初は最適だと考えられていたコンセンサスアルゴリズムでも、
次第に課題がでてきて、その都度試行錯誤され、新たな仕組みが生まれてきています。
PoI(プルーフ・オブ・インポータンス)の将来性って?
PoS、DPoSなどPoWの課題を解決する仕組みが次々生み出され続けている中で、
PoIは仮想通貨(暗号資産)の中で最も注目されているコンセンサスアルゴリズムの1つです。
ネムが目指す、経済的な自由・平等・分散といった新しい経済は期待したいですよね。
ただ、新しい技術だからといって、必ずしもすべてが良いとも言い切れません。
仮想通貨(暗号資産)自体の価格や、市場の動向などにも目を向ける必要があるでしょう。
ブロックチェーンがどのようなものなのか知るキッカケとして、入口が仮想通貨(暗号資産)という方も少なくありません。
この機会に少額から始めてみても良いのではないでしょうか。