仮想通貨(暗号資産)のPoC-プルーフ・オブ・コンセンサス-とは？PoWとの違いって？仕組みや代表的な通貨など、初心者にもわかりやすく解説！

仮想通貨(暗号資産)の根幹となっているブロックチェーン。

実は他にもさまざまなビジネスシーンで期待されている技術です。

PoCって何？

PoCとPoWの違いって？

初心者の方にもわかりやすく解説していきます。

PoC(プルーフ・オブ・コンセンサス)って？

コンセンサスアルゴリズムってなにが重要なの？

データの真正性を担保する仕組みというのがコンセンサスアルゴリズムです。

中央管理体の存在しない仮想通貨(暗号資産)は、

どこかでデータが破損したり、改ざんされてしまったときに発見することが必要になってきます。

仮想通貨(暗号資産)の取引データは

の手順で進められます。

この仕組みを定義するのがコンセンサスアルゴリズムなのです。

PoC(プルーフ・オブ・コンセンサス)の特徴って？

仮想通貨(暗号資産)含むブロックチェーンで主に使用されているコンセンサスアルゴリズムは主に5つありますが、

その中で最も採用されているのがPoW(プルーフ・オブ・ワーク)ですが、

そのPoWの課題点を解決するために作られた1つがPoC(プルーフ・オブ・コンセンサス)です。

ネぺ吉

PoCとかPoWはなにが違うのかな

PoCを採用している仮想通貨(暗号資産)

世界ではじめてつくられた仮想通貨(暗号資産)であるビットコイン(BTC)

のコンセンサスアルゴリズムにはPoWが採用されていますが、

PoCはリップル(XRP)で用いられています。

PoC(プルーフ・オブ・コンセンサス)の仕組み

ほかのコンセンサスアルゴリズムと大きく異なり、中央管理者がいる仕組みです。

リップルではバリテーダー(特定の承認者)として、8割が承認すると取引が決定します。

取引スピードがとても速く、膨大な計算の必要がないため、電力消費はかなり削減されます。

PoCとPoWの違いって？

承認方法が異なるのが大きな違いです。

PoCはバリテーダーによって承認が決まりますが、PoWは発掘作業(マイニング)が必要です。

PoCの方が取引スピードが圧倒的に速く、電力消費に大きな差があります。

PoC(プルーフ・オブ・コンセンサス)の良いところ

リップル(XRP)によって管理されているため、

PoWのように電力コストが膨大にならず、取引スピードが数秒以内ととても速い

コンセンサスアルゴリズムといえます。

PoC(プルーフ・オブ・コンセンサス)の良くないところ

リップル(XRP)およびその関連企業が、承認者として構成されているため、

仮想通貨(暗号資産)の強みである分散管理ではなく、従来の情報一元管理体制といえます。

そのため、中央集権ネットワークとして他のコンセンサスアルゴリズムとは違った価値観のもと運用されていると言えるでしょう。

ネぺ吉

PoCはそもそも分散管理じゃないんだね

コンセンサスアルゴリズムは次々に生み出されている

仮想通貨(暗号資産)に用いられているブロックチェーンは、まだまだ発展途上の段階にいます。

当初は最適だと考えられていたコンセンサスアルゴリズムでも、

次第に課題がでてきて、その都度試行錯誤され、新たな仕組みが生まれてきています。

PoC(プルーフ・オブ・コンセンサス)の将来性って？

PoS、PoI、DPoSなどPoWの課題を解決する仕組みが次々生み出され続けている中で、

PoCは中央集権体制に回帰したコンセンサスアルゴリズムです。

今後は各国の中央銀行が承認者になるという話もありますが、結局のところ従来の仕組みがベースです。

分散管理の方が理論上は良いとしいても、取引スピードや電力コストなど他の要因からPoCは作られたわけですからね。

ネぺ吉

PoCは他の仮想通貨と全然違うんだねえ

ブロックチェーンがどのようなものなのか知るキッカケとして、入口が仮想通貨(暗号資産)という方も少なくありません。

この機会に少額から始めてみても良いのではないでしょうか。